天津小湊へ行ってきました その6 [るんるん徘徊]
94) 天津小湊へ行ってきました その6
11月13日に天津小湊で街歩きです。馴染みのない地名ですが、千葉県の外房(太平洋側)の先端に近い港町です。
小さな集落を抜けて山側に入って天津神明宮を目指します。景色がめまぐるしく変わっていきます。漁村の集落から始まり、半漁半農、そしていきなり里山の風景です。
でも後方に500mも歩けば砂浜です。
参道に架かる橋は神明橋です。何度も改修されているものと思いますが、この幅がオリジナルなのでしょうか。
かつては、この幅で機能していたようです。流通の発達が道路の幅を広げているのが良く解かります。隣の道路には橋すら架かっていないのが皮肉です。
今度は自転車を車道で走るよう、徹底するようですが自動車を小さくするか車道を広げるかしないと難しいですよね。
どちらもあまり現実的ではないように感じます。
田んぼの中の舗装道路を歩いていくと、程なく天津神明宮に着きます。がらんと広い境内は、箒の後が綺麗に掃除されています。
800年もの歴史を誇るこの神社は「房州伊勢の宮」と呼ばれていて、もうけ明神(えびす様)を祀っているそうです。
ちゃんと参拝したので、ご利益があるといいのですがw。
左側には、大きな木があります。「なんじゃもんじゃの木」です。本名はまるばちしゃの木と言うそうで、県の天然記念物です。
以前に、他の街で(神崎だったかな?)で水戸のご老公がなんじゃもんじゃの名前を付けたとの言い伝えを聞いたように思います。
ここで触れられていないのは、まあそういうものなのでしょうww。
右側には、社務所と茶屋があります。一見なんの変哲もない茶屋ですが、足元を見ると。
なんと水上に建っています。水面からコンクリートとおぼしき柱が立っている所を見ると、それ程古いものではなさそうですが、わざわざ水上に建てる理由もなさそうなので、もともと池だった所に池を残して建てたというのが素直な見方だと思います。
さて、でもなんで池の上にというのが疑問です。池の脇では駄目だったのでしょうか?
それとも、この池の水は、曰くつきのご神水が流れ込んできているのでしょうか?
好奇心は、社務所の脇の藪に続く獣道へ誘導します。藪をくぐると小さな広場があり、見てはいけないものが。
井戸とポンプですw。井戸自体は割と大きく古そうなので、永い事利用されてきているようです。
昔は、水を汲んで池に流したりしていたのでしょうか、真偽はともかくこれは見なかったことにして、ありがたい水の湧く池の上に建つ茶屋があったことにしておきましょうw。
山の分け目まで念入りに作られた田んぼの景色を背に、参道を逆向きに国道まで戻ります。
ここからは、海沿いを繋がる道がないのでしょう、国道沿いを歩いていきます。国道沿いは海側にも陸側にもぽつぽつ民家や、レストランが立っています。山が切り立っている所為で平地が殆んどなく、国道を挟んで両側の一寸した傾斜のゆるい部分に家を建てていったようです。
強い潮風を受けそうですが、特に気にならないのか、海に面して開いた感じで家が並んでいます。
国道沿いの一軒ですが、余計な装飾を設けず切妻でシンプルにまとめています。玄関先に続く庇が上品です。
特に看板が出ているわけではないですが、旅館の雰囲気です。形と風情だけで用途を表現してしまう、緻密なデザインに脱帽です。
自分自信、何故に旅館だと感じたのか、その理由を探してみるのですが、うまく言葉に出来ません。まだまだ未熟ですねw。
天津小湊へ行ってきました その7に続きます。
11月13日に天津小湊で街歩きです。馴染みのない地名ですが、千葉県の外房(太平洋側)の先端に近い港町です。
小さな集落を抜けて山側に入って天津神明宮を目指します。景色がめまぐるしく変わっていきます。漁村の集落から始まり、半漁半農、そしていきなり里山の風景です。
でも後方に500mも歩けば砂浜です。
参道に架かる橋は神明橋です。何度も改修されているものと思いますが、この幅がオリジナルなのでしょうか。
かつては、この幅で機能していたようです。流通の発達が道路の幅を広げているのが良く解かります。隣の道路には橋すら架かっていないのが皮肉です。
今度は自転車を車道で走るよう、徹底するようですが自動車を小さくするか車道を広げるかしないと難しいですよね。
どちらもあまり現実的ではないように感じます。
田んぼの中の舗装道路を歩いていくと、程なく天津神明宮に着きます。がらんと広い境内は、箒の後が綺麗に掃除されています。
800年もの歴史を誇るこの神社は「房州伊勢の宮」と呼ばれていて、もうけ明神(えびす様)を祀っているそうです。
ちゃんと参拝したので、ご利益があるといいのですがw。
左側には、大きな木があります。「なんじゃもんじゃの木」です。本名はまるばちしゃの木と言うそうで、県の天然記念物です。
以前に、他の街で(神崎だったかな?)で水戸のご老公がなんじゃもんじゃの名前を付けたとの言い伝えを聞いたように思います。
ここで触れられていないのは、まあそういうものなのでしょうww。
右側には、社務所と茶屋があります。一見なんの変哲もない茶屋ですが、足元を見ると。
なんと水上に建っています。水面からコンクリートとおぼしき柱が立っている所を見ると、それ程古いものではなさそうですが、わざわざ水上に建てる理由もなさそうなので、もともと池だった所に池を残して建てたというのが素直な見方だと思います。
さて、でもなんで池の上にというのが疑問です。池の脇では駄目だったのでしょうか?
それとも、この池の水は、曰くつきのご神水が流れ込んできているのでしょうか?
好奇心は、社務所の脇の藪に続く獣道へ誘導します。藪をくぐると小さな広場があり、見てはいけないものが。
井戸とポンプですw。井戸自体は割と大きく古そうなので、永い事利用されてきているようです。
昔は、水を汲んで池に流したりしていたのでしょうか、真偽はともかくこれは見なかったことにして、ありがたい水の湧く池の上に建つ茶屋があったことにしておきましょうw。
山の分け目まで念入りに作られた田んぼの景色を背に、参道を逆向きに国道まで戻ります。
ここからは、海沿いを繋がる道がないのでしょう、国道沿いを歩いていきます。国道沿いは海側にも陸側にもぽつぽつ民家や、レストランが立っています。山が切り立っている所為で平地が殆んどなく、国道を挟んで両側の一寸した傾斜のゆるい部分に家を建てていったようです。
強い潮風を受けそうですが、特に気にならないのか、海に面して開いた感じで家が並んでいます。
国道沿いの一軒ですが、余計な装飾を設けず切妻でシンプルにまとめています。玄関先に続く庇が上品です。
特に看板が出ているわけではないですが、旅館の雰囲気です。形と風情だけで用途を表現してしまう、緻密なデザインに脱帽です。
自分自信、何故に旅館だと感じたのか、その理由を探してみるのですが、うまく言葉に出来ません。まだまだ未熟ですねw。
天津小湊へ行ってきました その7に続きます。
nice&コメントありがとうございました。
楽しい聖夜でしたか。
これで終わりにしょうと思いつつ、何台も買い替えています。
4台処分しました。
IT製品は寿命が短いですね。
機能を追いかけているとキリがありません。
by kawasemi (2011-12-26 13:11)
水の上にわざわざっていうのはどういう思惑だったんでしょう。
by さきしなのてるりん (2011-12-28 20:18)
またお邪魔します。訪問いただくたびに元気づけられた気がします。
今年はブログを始めてよかったなという年になりました。
ほんとにありがとうございました。来年もまたよろしくお願いします。
by さきしなのてるりん (2011-12-30 23:45)
zappaさん
明けましておめでとうございます
旧年中は、楽しい記事をたくさん提供していただいて
本当にありがとうございました
街歩きの極意を、少しでも垣間見れた気がしました
私も1日でいいから、zappaさんの視点を借りて
街歩き出来たら、どんなに楽しいだろうと、つくづく思います
てるりんさん同様、今年も変わらず、宜しくお願いいたします
追伸:私の新しいお仕事、気にかけてくださってありがとうございます
問題の多い会社ですが、一応今のところ、頑張ってます
引継ぎが去年で終わって、今年からいよいよ独り立ちで
それに慣れたら、新しいブログのこと考えてみます
by はなだ雲 (2012-01-01 16:55)
お元気でいらっしゃるでしょうか。
このごろ、更新がないので心配しています。
by さきしなのてるりん (2012-01-20 22:14)